大チャンス!石木ダム問題は世界を変える

May 9, 2018

今回は小泉容子さんから長崎の石木ダムについてのレポートが届いています。

小泉さんは長崎県原爆記念館近くに育たれ、長年平和活動を続けられ、現在は”歌う魔よけBB’s”というゴスペルグループのボーカルとして楽しく平和について伝える活動をされています。


「問題」なのに大チャンスなのは、石木ダムは行政の決定を、民意でひっくりかえす可能性がたっぷりとあるからです。それが一つの先駆けとなれば、私たちドリームチェンジャーが、各地で行われている様々な取り組みにも引火するでしょう。
 


●石木ダムについて


長崎県・川棚川の下流にある小さな支流、石木川にダムを作る建設計画。
目的は佐世保市の水の確保と川棚川の洪水の防止。
総事業費は建設費と関連事業費を合わせて、合計538億円。

 

●「問題」

 

・この計画は42年前に計画された。

・1日の最大給水量が2003年以降減少中で、水は十分足りている。

・建設予定地は川棚川流域の11%。2014年7月に長崎県知事が「河道整備が完成すれば、過去と同規模の洪水は石木ダムなしで対処できる」と明言。

・長崎県民の約8割が、「説明が不十分である」5割が「賛成か反対か良く分からない」と調査に回答。


以上のような理由で、ダムを造る正当な理由が分かりません。地権者などが疑問を呈してきていますが、それに対する長崎県の直接的な回答はありません。毎年夏になると現れる2000匹もの蛍たちが住む建設予定地には、13世帯54人が、今でも故郷を守るために抵抗しながら住んでいます。
 

 

 


●「大チャンス」

 

石木ダムに関わらず、過去も現在も、私たちに関わることが知らないうちに決まってしまうことがあります。それは私たちの「無関心」によるものですが、もっと掘り下げると、私たちの中の「どうせ変わらないだろう」「私にはどうすることもできない」という強烈な「無力感」があり、何か行動を起こしても、結果が伴わなければ、この「無力感」を感じてしまうからだと思います。それを避けるために、最初から無意識に問題を無視してしまうのです。そしてこれは行政側などの人たちにも言えることです。「個人的にはおかしいと思うんですが、、、」という意見を聞いたことがありませんか?彼らもまた「決まったことだし、自分一人が動いてもどうにもならないよね。」と思っているのです。42年前に建設を決定した人は、もう組織にいません。過去に決定されたことを粛々と実行しているとだけでしょう。そういう意味で、石木ダムは対立構造ではありません。まずは行政との対話の機会を作ること。その上で多くの民意が示せれば、今の状況にそぐわなくなってしまった決定を、覆すことは可能です。その経験と結果は、「私たちはできる」「対立ではなくともに力を合わせる」というスタンスを、他の地域や分野の活動の礎にできると思います。
 

 

●今何が起こっているか

 

住民は1962年より、およそ50年間ダム建設に反対してきました。
しかし2013年9月、国の事業認定(公共性の高い事業であることを認定すること)により、工事がスタート。4世帯の農地の強制収容が行われました。地権者側は事業認定取消訴訟を起こし、判決は7月9日です。これに対し、根強い住民のダム建設反対運動から輪が広がり、アウトドア衣料製造販売のパタゴニアや、作家のいとうせいこう氏、音楽家の坂本龍一氏など著名人がダム建設反対に賛同し、現地を訪れ、長崎県内で映画「ほたるの川のまもり人」の上映トークライブに出演などが行われています。その結果、地元メディアで放送され、新聞にも取り上げられ、長崎県民に広く石木ダムの実際が知られつつあります。

 

 

●私たちにできる具体的な行動

 

 

私自身は長崎県民でありながら、石木ダムの問題を詳しく知ったのは、昨年のことでした。映画「ほたるの川のまもり人」を見て、自宅で知人を集めて先行試写会を開き、路上署名活動に参加したり、50年近くもダムに翻弄されている地域の人の話を聞いたり、FBで記事をアップしたりと、「やりたいときにできることをやる」程度のゆるいスタンスで関わっています。これまでも石木ダム以外の、様々な活動に関わってきましたが、石木ダムには、未来のとてつもない可能性が詰まっていると思います!まずはこちらのサイトからシンプルで詳しい情報と署名をお勧めします。
 

#いしきをかえよう 

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